プラムフィールドからのお便り

プラムフィールドでの出来事などを紹介していきます

あの坂の上の雲を目指して

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昨日。

 

絶好の秋晴れの中、涌蓋山に登った。 

昨年は9月末頃に登っているが、たった10日程の時期のずれが、山の景色をどう変えているのか楽しみである。

 

涌蓋山登山道から、一旦脇へそれて、前回、スルーした一目山から登る事にする。

ススキや笹が覆う山肌に、一筋の登山道が見える。

あれを登ったら、山頂反対側から延びる登山道を下り、涌蓋山登山ルートに再び合流する段取りである。

火山灰質の地面は、朝露に濡れて滑りやすく、見た目よりもうんと登りにくい。

早くも下りの難儀さが頭に浮かぶ。

着いた。

九重の中では珍しい、女性的な美しさを持つ涌蓋山の姿が見える。

南には雲海に浮かぶ阿蘇五岳がうっすらと。

 

眼下には、八丁原地熱発電所の噴気が見える。

日本最大の地熱発電所だ。 

登ってきた道と反対側から降りる。

 

うひゃー、

こりゃ歩きにくいや。

予想してたとは言え、地面がツルツルヌルヌルである。

後で、

 

「うあっ!!」(家内)

 

ドシン!

 

ケケ、滑ってやんの。

だから気をつけろと言ったのに。

間断なく路傍に咲き誇るリンドウ。

今、全盛期を迎えようとしている。 

一方、アキノキリンソウは盛りを過ぎたようだ。

 

ここにも季節を勘違いしたミヤマキリシマが。

 

去年登った時には見られなかった紅葉が、今回は我々を楽しませてくれた。

 

赤く色付くドウダンツツジを突き破るように顔を出す青きリンドウ。

 

ウメバチソウ

 

ノコギリソウ

 

ススキの向こうに見えてきたのは、みそこぶし山。

あれを越えた辺りが、中間地点ぐらいかな。

 

それにしても、、、暑い!

天気よすぎ。

バテバテの予感がしてきた。

みそこぶし山到着。

さっさと降りる。 

山を降りると、ススキの原ちゅうか笹の原ちゅうか、広大な原っぱが広がる。

この辺り一帯が、牧草地である事を忘れてはいけない。

牛に進路を妨げられようとも、侵入者は私たちなのだ。

 

いよいよ涌蓋山が、間近に迫ってきた。 

「センブリみっけ!」

 

広大な原っぱを突っ切ると樹林帯になる。

この森の地面も、とにかく滑りやすい。

帰りの下りには、家内と二人で仲良く2回づつ滑ったぐらいだ。 

樹林帯を抜けると、涌蓋山急登が始まる。

よし。

あの坂の上の雲を目指して登って行くのだ。 

 

だが、

 

ハーハー

ゼイゼイ

 

バテバテである。

去年と比較しても、明らかに息が上がっている。

気温の差とともに、数キロの体重増が原因なのは明らかである。

やっと女岳まで到着。

馬酔木越しに目指す本峰が見える。

 

ヒーコラ。

休もうぜ。

 

小休憩で元気を取り戻し、ラストスパートである。

女岳から本峰へ延びる天空の回廊を渡り、このコース唯一の山頂付近のガレ場を越えると、

白雲沸き立つ山頂である。

 

既に、数組の登山客で賑わっていた。

 

リンドウの向こうには、九重連峰の全景が広がる。

 

 

マツムシソウが辛うじて数輪だけ残っていてくれた。

 

山ラッキョウ。

去年の山頂はリンドウとマツムシソウで、大袈裟ではなく足の踏み場も無かった事を思い出す。

微妙な時期のズレは、紅葉を出現させ、花々の顔ぶれを変えていた。  

 

 

さ、もこが家で首を長くして待っとるぜ。

とっとと帰るぞ。

暑いくらいで少々バテたが、抜けるような青空の元、気持ちの良い山登りだった、

 

 

・・・のだが、

 

 

イテテテ

 

 

今、筋肉痛に耐えながら、この記事を書いている。