三角食べを必要とする混ぜソバなんて。
過日。
家内は英語カフェとやらにとっとと行ってしまった。
昼飯は自分で何とかしないといけないようだ。
近頃、混ぜソバというものがあるらしい。
食った事がないから、よく解らないが、汁のないラーメンてところか?

無論、レシピなどを調べるような丁寧な人間ではない。
適当に取りかかる。
≪適当に≫
なんて素敵な言葉だろう。
私の信条と言っていい。
冷蔵庫を開けてみた。
キャベツと合挽のミンチがある。
これで十分だ。
とりあえず、キャベツを千切りにしておく。

ミンチを炒め、

思いついた順に、豆板醤、続いて、冷凍刻み葱をぶち込む。
適当の極みである。

味見をしてみた。
まだ辛みが足りないようだ。
レッドソースなるものを発見。
追加投入だ。
ペロ
うん、上出来。
乾物棚に、麺類はソーメンしかなかった。
わざわざ、中華麺を買いに行くのは面倒だよな。
どうせどちらも、元は小麦粉だし。
ソーメン、上等だ!
この辺りから、暗雲が漂い始める。

ソーメンを茹で、水切りをして、

どうだ。
江島風混ぜソバの完成だ。
「こんなの、到底混ぜソバなどではない!」
との声も聞こえる気もするが、混ぜソバの定義に関する苦情など、一切受け付けない。
誰が何といおうと、これは混ぜソバである。
断然、混ぜソバなのだ。
とっとと、かき混ぜて・・・

あ!!

ああ!!
なんてこったい。
作った量と、皿のミスマッチが酷すぎる。
空間認知能力の欠如と言う他無い。
かき混ぜるや否や、たちまちのうちにテーブルに散乱する具、具、具。
混ぜ合わせ作業を、早々に断念する。
見た目以前に、機能として、混ぜられない混ぜソバは、最早、混ぜソバとは言えないのではなかろうか。
事ここに至って漸く、散乱したテーブルを見つめながら、これが混ぜソバであるかどうかの疑問を持ち始める私。
更に誤算は続く。

とにかく、頂きまー、、、
うっ
ソーメンが・・・
麺というより、団子と言った方が早い。
水切りした後、油を絡ませとくべきだったか。
あまりの適当ぶりに、ソーメン様は、怒っておられるようだ。
極辛ミンチと生キャベツを、完全拒絶である。

こうなったら、具を口に運んだ後、ソーメンの塊を齧り付くしかない。
ほぼソーメンは、ご飯となったと言っていい。
これにスープでもあれば、完全な三角食べじゃないか。
目の前にある物体の意義は、
食育か!!
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