真夏の鷹取山を行く
耳納連山最高峰 鷹取山に登った。
久しぶりだ。
なんてったって、今まで4~5回登って、全て雪に見舞われた山である。
ということは、真冬以外は登ったことがないということか。
確認するのも億劫だから、数か月ぶりということにしておく。
「鷹取山なら私も行く。」(家内)
ご随意に。
真夏の低山、特に人が少ない山は、虫と蜘蛛の巣との戦いである。
特にこの鷹取山は手強い。
前を行く私の顔には、すぐさま蜘蛛の巣が次から次へと絡みつく。
その度に、「ウアッチ、ペッペ!」と叫ばねばならぬ。
モスラの糸攻撃を受けるゴジラの気持ちが、よーく解ったよ。

家内がストックの先で草を払いのけているのはキノコである。
別にキノコが嫌いで、ツンツンしているわけではない。
あたり一面、白いキノコが生えている。

このところ、高良山や明星山もそうだが、急にキノコが目立ち始めてきた。

持ち主を待つ手袋。
後方で家内の、
「ウオー、ウワワワ、ウオー!」
と言う、いつもの叫びが聞こえる。
この場合、寒葵などのお目当ての植物が見つかった時、あるいは・・・
要するに、いちいち気にかけてはいけないと言うことだ。

標高も700m近くなると、虫も極端に少なくなるし、なにより涼しさを急に感じてくる。
時折吹く風が、実に心地よい。

久々の山頂だ。

眼下に、今度の水害に見舞われた、朝倉や杷木もわずかながら望めた。
お亡くなりになられた方々のご冥福と、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げたい。
そして何より、一日も早い復旧、復興を願うばかりである。

以前は消えて無くなっていた、鷹取城跡の由来が掲げられていた。
水分補給とお握りなどを軽く食べて休憩する。
しかし、日差しが強くなってきた。
頂上は日陰は全くない。
とっとと、降りるぞ。

ヤツのリュックにぶら下がっているのは、厄除けの人形などではない。
ペットボトル入れなのだ。
何故、こんな物に入れるのかは、聞いたこともないし、聞くつもりもない。
謎としか言いようはない。

途中に掲示板というか、伝言板というか、そのようなものがある。
(久住山への足慣らし エベレストもヘッチャラだ) いや、それは完全に間違っている。
(奥穂へ行ってきます) かっけー
(朝倉 東峰お見舞い申し上げます) この人も、頂上から眺めたのかもしれない。
なになに、
(7/23 今年111回目) って、すげえー!!

帰りはえぐ水コースだ。

いまさらながら気づいたが、麓から頂上近くまで、自生の山アジサイがびっしりじゃん。
残念ながら季節はずれになってしまっていたが、これ、アジサイの季節に登ったら、楽しいだろうな。
来年は絶対、忘れないようにしなきゃ。

トチバニンジンの実。
ズデン!!
後ろで何度もしりもちつく家内。
「いてえー!ぬく水コースは滑る。」 (家内)
そうそう、ぬく水コースは滑りや・・・
?
ぬく?
えぐ水じゃい!

こんな山奥に、温水洋一が出てきてどうする!!

キツネのカミソリ?

ほら、ぬく水たい。
「ギャハハ、、、」(家内)
ズデン!
家内は爆笑しながら、またもやしりもちをついた。
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